この「管理可能限界の拡張または拡大」が引き起こす最大の「こと」は、会社におけるミドル層の絶滅である。
もしくは、ビジネスの全体像を知る人間がわずかでも多角的な経営が可能になることである。複数事業からのほぼ毎日のキャッシュフロー分析、フォアキャスト分析、在庫管理などはAIに向いているため、人が行う必要性がない。
世界はカテゴライズされ、可視化され、見えない階層、見えない国がなくなってきている。
ただ、そこにいる人間は記号になってしまうが。
最初の話で、大企業の中の事業部はどのようにして分かれるかということを言った。
そこで利用される言葉の数だと。
1事業部は、約1000語~1500語であり、実はこの数がキーマンと呼ばれる、その事業部のスペシャリストの持っている語数だった。
しかし、おわかりのように「管理可能限界の拡張または拡大」によって、この語数は増やすことができ、ついて行けない人々はミドルではなく「作業員」になるしかない。
ある種の「蛸壺」を作ることでミドルは生き残ってきたが、これからはそれを望めなくなったと云うことなのだ。
(続く)

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